今年度最後の実技実習となるあだたら食農schoolfarm第7回実習が11月9日、本校実習農場で開催されました。この日は不耕起区のサトイモとサツマイモの収穫および耕起区のハンマーモアを使った除草作業、そして全圃場の片付けを行いました。参加者はスタッフを含め約15名。
(大きく育ったサツマイモ)
「耕して肥料を入れると平均的に作れる。それはそれですばらしい技術だと思います。でもあえて無肥料不耕起で栽培すると土の感じがよくわかり、作物の出来不出来がはっきりします。そこに合うものは放っておいてもよく育つ。それが農業の面白さでもあり、いろいろ五感を働かせてやらないとできないと思います」とする不耕起区担当のMOA大下穣さん。大下さんはこの一年を振り返り「2年3年やっていくとまた次の新しいアイデアが出て、いっそう良くなっていくのかなと思いますので、来年また楽しみです」と語りました。
一年間の実習を通し、参加者からの感想は以下のとおり。
「不耕起でここまでやれることを体感できてとても勉強になった」
「みんなでやらないと農業って大変だ。一人でやったら苦行に近い」
「不耕起というのは楽ができると思っていたが、いやそうではなかった」
「このコミュニティはとっても居心地がよくて楽しかった」
最後に事務局の根本敬さんは「本当に一年間ありがとうございました。次回は今年度の総括として座学・反省会を開催する予定です」と話しました。
【 お知らせ 】
次回の座学・懇親会は2025年1月25日(土)開催します。