20240803実習後の講評(MOA大下穣)

この圃場は耕さずに肥料を入れなくてもそれなりのものが作れる畑だと思います。ですからトラクターなどを使わなくても、これくらいの面積なら草刈りもなんとかなりますので、今後も同様にすすめていきたいと思います。

例えばサツマイモについて。今回2回草刈り機を入れ、最後手で草をとりましたが、そのまま耕さずにマルチを張り、そこに穴をあけて苗を差し込むというのも一つの方法だと思います。また去年はサトイモを植えその後今年はスイカを作付したのですが、サトイモのようなものを作った後の土が柔らかくなったところにマルチを張れば何の問題もなく生育すると思います。

少量多品目で作る場合、どういうローテーションをしていけば良いのか、色々と前後の相性を考えながら作付するというのも楽しみのひとつになるのかなと思います。

次回8月31日はアブラナ科のキャベツ、ブロッコリー、白菜、大根を植える予定であり、植え付けは耕運機で草をある程度きれいにしてから、そこに苗を植えたいと思います。

私が前にいた静岡の大仁農場では大根は必ず「8月27日から9月1日くらいの間に撒きましょう」というのが暦として決まっており、それより早いと病害虫が出やすくなり、遅いと太りがちょっと間に合わないといった、いわゆる適期があるというのを知っておいていただきたい。

また「共生栽培」と言われているのですが、草を残したままそこに大根やカブの種をパラパラっと撒き、その後ハンマーモアで草を砕きながら歩くという事を試してみたい。そうすると大根の種が細かくなった草でピタッとマルチされ、水分が保持された状態で発芽して大きくなるという、そういうやり方がありますので今回、大根はそれを試してみたいと思います。

20240803第5回実習を開催しました
20240803不耕起区サトイモ区画の除草・土寄せ
20240803圃場の様子
20240803実習後の講評