サツマイモとサトイモの区画は表面をきれいに整地しました。あとは前回と同様に土をスコップでちょっと掘ってほぐして、そこにそのままそれぞれ40センチ間隔で植えていきます。
またダイズとトウモロコシの区画は管理機で表層3センチくらいを柔らかくしてからそこに植えます。土の表面だけを管理し、下の方まで深くほじらない。表層の微生物が活発に働いているところはあまりいじらないという前提で、草をちょっと抑える手段として管理機で表面だけきれいにしてあげる、そういうイメージで今日はすすめたいと思います。
(写真:管理機をかけた後、土の表裏が逆転しないようにミツグワで土をほぐす)
今日はサツマイモ2列、サトイモ2列を植えていただきます。サトイモは大和早生を、サツマイモはシルクスイート、べにはるか、安納芋の苗を準備しました。
サツマイモの定植
(写真:サツマイモの改良船底植え)
ここは土の表面をきれいにしているので、スコップで土をほぐしてから40センチ間隔で植えます。植えたら両側を一回、手で表面だけかるくほぐしてあげて土を寄せてあげる。すると結果的に小さな畝ができてここに芋がつく、というイメージです。
一般的には畝をたててそこに苗を植えるのですが、一応、不耕起という事なので畝をたてずに植えます。ただし、ここは水はけが良いので成立する話であり、それが田んぼのような所だったら、やはり畝をたてた方が良いと思います。
サツマイモの苗は葉っぱがおよそ7枚。ホームセンターなどではこれくらいを目安に売っていると思います。節から根っこが出てくるのですが、ここから芋がつくいわゆる主根が出てきて、ここに芋がつきます。だからここがちゃんと土に埋まっているというのが大事です。
横にして3節が土の中に入るような感じで植えると良いと思います。この植え方は改良船底植えといい、これが芋の大きさと数がバランス良くとれる一番の方法と言われています。他にも垂直植えという方法もあり、一つの大きな芋を作りたい時に用いる植え方です。
植物はホルモンが出て上に伸びようとするのですが、この上に伸びようとするホルモンが光合成のエネルギーを得て、次は根を伸ばそうとする力になるので、どの場所にどのように芋をつけようかというのは、この曲げ方により微妙なコツがあるとされています。
四国の方など坂出金時(さかいできんとき)や鳴門金時など、砂地で作っているいわゆる美味しいサツマイモの産地では、畑にスプリンクラーが刺してあり、植えたらすぐに水を回します。植えた後、苗がなんとなくしおれ加減になると思うのですが、理想的には植えたらすぐに水管理をして苗がしおれないようにしてあげるというのが大切なポイントであり、プロの農家さんに言わせると「葉っぱがしおれるとそれで芋の数が1個減る」との事。ですので、今日は植えた後、ジョウロで水をかけたいと思います。
バジルの定植
バジルの苗が届きましたので、前回植えたトマトとトマトの間に一株ずつ移植ゴテで穴をあけてから植えます。植え方はトマトの時と同様です。
トマトとバジルはとても相性が良い。バジル特有の香りで害虫を寄せ付けないという効果があり、また水分が調整されトマトが甘くなるという、コンパニオンプランツの中でもおすすめの組み合わせとされています。
サトイモの定植
ここの土はけっこう柔らかいので、スコップは使わず移植ゴテで穴を開けて植えます。植える時、そのまわりに気になる草があったらそれは極力とってあげてください。植える間隔は40センチです。
トウモロコシの定植
トウモロコシは30センチ間隔で植えます。トウモロコシはとても簡単です。先ほど管理機で表層を目標3センチで削るような感じで起こしたのですが、その結果、真ん中に凹んだスジが通っている様な感じになっています。ジョウロで水をかけているところです。3センチより下は固い土なので、その深さまで手で土をかきわけ、トウモロコシのポット苗をおき、できるだけ草が入っていない土で両側から軽く抑えます。
ポット苗は下を押すと抜きやすく、それでも抜きにくい時は、下から棒などを刺すと簡単に抜けます。
スイカの摘芯
・葉を6枚程度残し、上側の子ヅルの芯をとめる
・摘芯し、下側の子ヅルの発生を促します。
・早熟な実は取り除く